原子分子クラスターの基礎特性解明と機能開拓
原子分子クラスターとは,数個から数百個の原子や分子が様々な化学・物理結合で集合した直径数ナノメートル以下の超微小粒子です。クラスターの最大の特徴は,構成原子・分子の数(クラスターサイズ)が一つ変化するだけで,特性が劇的に変化する点にあります。クラスターは従来のナノ物質の単純な延長上にはありません。
クラスター研究室では,特徴的なサイズ依存性を示す物理・化学現象を支配する基本原理を追求しています。さらに,この原理を基にした革新的な機能性クラスターマテリアル創製に向けて、物質設計の指針を構築しています。分子の協同作用により機能を発現する生命現象など,クラスター科学を発展させた分野も開拓しています。

研究領域